ライバーとYouTuberは何が違う?双方の職業の特徴を知ろう!
近年、YouTubeだけでなく、InstagramやTikTokなどさまざまな媒体でライブ配信が可能になりました。そして、YouTuberやライバーという新たなビジネススタイルが浸透しつつあります。そこで、今回はライバーとYouTuberの違いやそれぞれの特徴について紹介します。
ライバーの仕事の特徴
そもそもライバーというのはインターネット上でライブ配信を行う配信者のことです。昨今はTikTokをはじめ、SHOWROOMなど、さまざまな媒体でライブ配信ができるようになっています。ライバーはそれぞれのプラットフォームでライブ配信を行い、視聴者からチップや投げ銭をもらえるという仕組みです。もちろん、ライブ配信すれば誰でも報酬を得られるわけではありません。
さらに、ライブ配信しても多くの人が見てくれるとも限らないでしょう。ライブ配信で報酬を得ているライバーの多くが根強いファンがついており、配信をするたびに多くの視聴者が配信を見てチップを渡します。そもそも、ライブ配信の内容については配信者によってさまざまです。歌や楽器の演奏を披露する人もいれば、ダンスを配信する人もいます。
さらに、雑談やトークを配信する人も少なくありません。ライバーというのは自分の得意分野をリアルタイムで配信することで、ファンからチップを貰って報酬が得られる職業なのです。
ライバーはYouTuberと何が違う?
ライバーとYouTubeはどちらも動画を配信して収入を得ているのには変わりありません。しかし、それぞれ決定的な違いが3つあります。
■配信方法が異なる
ライバーの配信方法はリアルタイムでの生配信が基本となります。つまり、その場でアドリブなどが必要になる場合もあるでしょう。
一方、YouTuberは事前に撮影した動画を配信しています。つまり、動画の撮り直しが可能であり、編集して映像をカットしたりつなげたりすることも可能です。ライバーの場合は、その場の雰囲気などをリアルタイムで視聴者に伝えられるので、臨場感が溢れる配信になるでしょう。
しかし、YouTuberの場合は事前に台本を用意しておくことができるのでミスのない配信が可能です。さらに、テロップや効果音を付けられるので、編集によって見せ方を変えられるのが特徴です。
■収益の仕組みが異なる
ライバーとYouTuberでは収益の仕組みに大きな違いがあります。ライバーの場合は視聴者からの投げ銭やチップによって報酬を得ています。
一方、YouTuberの場合は動画を配信することで広告を載せることができ、視聴者数や再生回数に応じて広告収入を得られるという仕組みです。そのため、ライバーの場合、ライブ配信を行っても必ずしも収益を得られるというわけではないのです。ただ、YouTuberであれば条件はあるものの、再生回数に応じて広告収入が得られるのでリアルタイムでの視聴者がいなくても収入を得られる可能性があります。
■視聴者とのコミュニケーションが異なる
ライバーはライブ配信中に視聴者とコミュニケーションを取ることができます。むしろ、ライバーとして収益を上げるには配信中のコミュニケーションは必須といえるでしょう。いかに視聴者とコミュニケーションを取るかで、収益が変わるといっても過言ではありません。
一方、YouTuberはリアルタイムで視聴者とコミュニケーションを取るわけではなく、投稿した動画に対してコメントを書かれるというイメージです。したがって、その場で視聴者と投稿者がやり取りするわけではなく、動画をアップロードした後に視聴者からコメントが残されるのです。そして、残されたコメントに対してYouTuberが返信するという仕組みになっているので、コミュニケーションにタイムラグが生じてしまいます。
ライバーとYouTuberどちらになるのがおすすめ?
コミュニケーションが得意でアドリブにも対応できる人はライバーに向いています。ライバーは視聴者とのコミュニケーションによって収益が決まるのです。そのため、コミューションが得意であれば、視聴者からも評価されてチップや投げ銭を期待できるでしょう。さらに、視聴者との会話を楽しんだり、定期的に配信できる時間を確保できたりする人はライバーがおすすめです。というのも、ライバーというのはリアルタイムでのライブ配信が前提です。そのため、時間が確保できない人はライバーになるのは難しいかもしれません。
一方、YouTuberは自分の好きな時間に撮影できるので、時間の融通がききやすいでしょう。さらに、特技や得意分野がある人に向いています。ただ、動画編集作業が必要になるので、編集作業が苦手な人はライバーのほうがよいかもしれません。もちろん、編集経験がある人や編集作業が好きな人にはYouTuberがおすすめです。さらに、オンタイムで視聴者とコミュニケーションを取る必要がないので、コミュニケーションが苦手な人はYouTuberのほうが向いています。
ライバーはリアルタイムで配信を行い、視聴者からチップや投げ銭をもらえます。一方、YouTuberは撮影して動画編集を行い、YouTubeに投稿するようです。そして、再生回数に応じて広告収入を得られるという仕組みです。それぞれ、収益の仕組みが異なるだけでなく、配信方法にも違いがあります。そのため、自分に合ったほうを選んで配信をするのがおすすめです。