ライバー事務所と芸能事務所の違いとは?双方のメリット・デメリットを知ろう!
インターネットやSNSが普及した昨今では、ライブ配信の人気が高まっています。ライブ配信とは、ライブストリーミングによるリアルタイム動画配信サービスのことです。そして、ライブ配信者だけが所属するライバー事務所が増えつつあります。本記事では、ライバー事務所と芸能事務所の違いについて解説します。
ライバー事務所と芸能事務所の違いはなに?
若者のテレビ離れが深刻化している一方、ライブ配信の需要が拡大しているようです。ライブ配信とは、リアルタイムで動画を配信することであり、有名なSNSのほとんどでライブ配信機能がついています。また、ライブ配信に特化しているプラットフォームも存在します。ライブ配信の最大の魅力は、視聴者との距離が近いことにあるようです。
たとえば、ライブ配信中に視聴者からのコメントを読み上げて質問に回答したり、視聴者からのリクエストにその場で答えたりできます。SNSでもフォロワーとの交流は可能ですが、リアルタイムではない分ライブ配信よりも距離が遠く感じられるでしょう。つまり、ライブ配信は、同じ部屋で会話をしているような距離の近さを感じられることが最大の魅力なのです。そして、ライブ配信の需要の拡大とともに、ライバーの存在も認識されつつあります。
ライバーとは、自分のファンを増やし、ライブ配信中にファンからの投げ銭やギフトももらうことで収益をあげている人のことを指します。ライバーになるためのルールはありませんが、事務所に所属するのが手段の一つです。また、事務所と聞くと芸能事務所をイメージする方が多いのではないでしょうか。
もちろん、芸能事務所がライバー部門を設けているケースもありますが、ライバーだけが所属するライバー事務所も存在します。事務所によってさまざまな違いがあり、芸能事務所は手厚いサポートが受けられる反面、報酬に対するマージンが高い傾向にあります。
一方、ライバー事務所はライバーに特化している分、ライバーに関する情報を手に入れやすいことが特徴です。ただし、ライブ配信で得た収益の30%~50%を契約している事務所に渡さなければならないことがほとんどです。つまり、芸能事務所とライバー事務所は、得意としているマネジメントの領域の違いやマージンに関して違いがあるといえるでしょう。
芸能事務所に所属するメリット・デメリット
芸能事務所の最大の強みは、芸能界に関する豊富なノウハウがあることです。つまり、芸能事務所に所属した場合、ライバーとして活動しつつ、将来的にはCMやテレビ、ドラマなどへの出演できる可能性があるのです。
さらに、これまでに多くの芸能人を育ててきている芸能事務所は、マネジメントスキルにも期待が持てます。新人でも手厚いサポートを受け、芸能人としてのスキルを身につけることができるでしょう。ただし、芸能事務所に所属する場合は、事務所の方向性に従って仕事をしなければなりません。時には受けたくない仕事をやらなければならなかったり、連絡の頻度も支持されたりすることがあるでしょう。
さらに、手厚いサポートを受けられる分、費用が高めであることもデメリットの一つです。一般的に芸能事務所に所属する場合、仕事の収益の40~50%は芸能事務所に支払う仕組みです。
ライバー事務所に所属するメリット・デメリット
ライバー事務所はライバーに特化してマネジメントを実施している事務所です。そのため、ライブ配信に関するデータ分析やノウハウなどライバーにとって有益な情報を得やすいことが最大の魅力です。さらに、所属事務所が同じ配信者同士でコラボするケースも多く、効果的に視聴者層の拡大が狙えます。さらに、配信スタジオや配信機材などを完備しているケースが多く、ライバーとして活動しやすい環境を手に入れられることもメリットです。
ただし、将来テレビや雑誌、ドラマに出たいという場合、芸能事務所ほど手厚いサポートを受けられない場合があります。また、ライブ配信で得た収益のうち30~50%をマージンとして事務所に支払うことがほとんどです。事務所によってマージンに差があるため、サポート内容に対してマージンの割合が合っているかを確認して契約するようにしましょう。
さらに、月に配信しなければならない日数や契約期間が決まっていることがあります。契約が負担になってライブ配信することがストレスにならないよう、自分の配信スタイルに合ったライバー事務所と契約することが大切です。
ライバーとして活躍していくための手段の一つに事務所に所属する方法があります。事務所には大きく2つの種類があり、芸能事務所とライバー事務所の選択肢があります。事務所によって得意としているマネジメント方法やマージンの相場が異なるため、適した環境を選択するようにしましょう。また、ライバー事務所はライバーとしてのノウハウに強みがありますが、将来芸能界で活躍したい場合には不向きな場合があります。つまり、自分のなりたい将来像もイメージして所属する事務所を検討することが大切だといえるでしょう。