ライバーを副業にするのはあり?活動するうえでの注意点について解説!
近年、会社員として働く傍ら副業を始めたいと考えている方も多いのではないでしょうか。副業にはさまざまな選択肢があり、自分に合った方法を検討することが大切です。また、ライバーになるのも副業の一つとして人気です。そこで本記事では、ライバーを副業にするうえでの注意点について解説します。
副業ライバーとして活動するメリット
近年、若者のテレビ離れが話題となっていますが、ライブ配信の需要は拡大しています。ライブ配信とは、リアルタイムで動画を配信することです。現在では有名なSNSのほとんどにライブ配信機能があることに加え、ライブ配信のみに特化したプラットフォームも多く存在します。配信するプラットフォームによって視聴者層が異なるため、誰をターゲットにするのかによって使い分けるとよいでしょう。
また、ライブ配信は一般人でも気軽に配信できることはもちろん、ライバーの存在も注目されています。ライバーとは、自分のファンを増やし、ファンから配信中に投げ銭やギフトをもらって収益を得ている人のことです。人気ライバーになると、配信中に得た収益だけで生活できる場合もあります。
そして、ライバーは副業の選択肢としても人気が高まっています。なぜなら、ライブ配信市場の人気が高まっており、在宅で稼げると注目を集めているからです。実際に2018年以降、日本のライブ配信市場は拡大を続けており、2022年にはライブ配信市場が1,167億円に達すると予想されています。2018年のライブ配信市場は200億円前後であったため、5年で約5倍というペースで急拡大している市場なのです。また、副業を始める際に手間に感じられる履歴書の作成や面接が不要で、スマートフォン一つで始められることもメリットとして挙げられるでしょう。
さらに、視聴者と会話をするだけで仕事が成り立つため、特殊なスキルや経験も不要です。つまり、面倒な手間なく気軽に始められることができ、スキルや経験が不要なため挑戦しやすい副業なのです。さらに、市場が拡大傾向にあり、大きな収益になる可能性があることもライバーならではの魅力だといえるでしょう。
副業ライバーとして活動するうえで注意するべきポイント
副業ライバーに興味はあるけれど、副業していることが会社に知られたくないという方も多いのではないでしょうか。副業ライバーとして活動していることが会社に知られてしまう要因は、税金の金額が高くなることと、従業員の誰かが存在に気が付くということが挙げられます。
ライブ配信は、顔出しをすることで収益が得やすくなることは事実です。ただし、顔を出すと身バレしてしまう可能性が高まるため、絶対に会社に知られたくないという場合は声だけで配信するのがよいでしょう。また、仮面を被るなどして配信する対策方法もあります。
一方、住民税が高くなることで副業が知られてしまうこともあります。会社員であっても副業の所得が20万円を超える場合は確定申告をする必要があるようです。つまり、一定額以上の副業収入があり、会社の給与から税金が引かれるようにしている場合、納税額が高額になって副業していることが知られてしまうことがあるのです。そこで、自分で納税するよう会社に申告しておくと安心です。
副業ライバーとしての収入を上げるためには?
誰でも簡単に始められる副業ライバーですが、全員が収益を得られるわけではありません。そこで、収入を上げる対策として同じ時間に配信するようにしましょう。ファンになってくれる視聴者の方も生活リズムに入り込むためにも、毎日同じ時間に配信することが鉄則なのです。一般的にゴールデンタイムは19~21時だといわれています。
さらに、多くの人がお昼休憩をしている午後12時~2時も視聴者を獲得しやすい時間帯です。ただし、まずは時間帯よりも同じ時間に配信することを優先するのがよいでしょう。また、話すだけでもライブ配信は可能ですが、歌やマジック、ものまねなどをすると視聴者を増やしやすくなります。ほかの人には真似できない特技を披露すると、投げ銭やギフトを獲得しやすくなることも魅力です。
そのほか、SNSを活用することも集客手段の一つとして挙げられます。配信中以外にも、SNS上に写真や動画をアップしたり、配信予定のお知らせをしたりすることで集客を期待できるからです。つまり、誰でも簡単に挑戦できるライブ配信ですが、コツやポイントを知ったうえで始めると、効率的に収益化につなげることができるのです。
副業の手段の一つにライブ配信があります。ライブ配信市場は年々急成長しており、今後も市場規模の拡大が見込まれています。また、手間のかかる準備が不要で誰でも挑戦できることがライブ配信の最大の魅力だといえるでしょう。ただし、全員が収益化できるわけではないため、ポイントやコツを理解して始めることが大切です。また、会社にライブ配信者であることが知られたくない場合は、顔出し配信をしない、納税方法を給与天引きにしないなどの対策を検討する必要があります。注意点を理解したうえでライブ配信を実施すると、副業として収益を得ながら楽しく配信できるでしょう。