ライバーは確定申告が必要?具体的なやり方や注意点について解説!

公開日:2022/11/15  最終更新日:2022/11/14

専業のライバーはもちろん、副業のライバーも確定申告が必要な場合があります。この記事では、どのような場合にライバーも確定申告が必要になるかを解説しています。また、ライバーが収入や経費をどのように記録しておけばよいかなど、確定申告までの具体的な流れや注意点について、役立つ情報をまとめています。

ライバーは確定申告が必要?

ライバーという職業は、ユーチューバーなど同様に比較的新しい職業ですが、もちろん、一定の収入があれば、ほかの職業と同じように確定申告が必要です。稼いだ金額やどんな働き方をしたかによって課税対象額は変わりますが、確定申告の手続きが必要な点は変わりません。しっかりと確定申告の準備をすることは、ライバーを仕事として続けていくうえで、とても大切です。

給与型ライバー(ライバー事務所に所属)の場合

ライバー事務所と給与型の契約をしているライバーであれば、給与額が年間2,000万円を超える高額とならない限り、基本的に確定申告をする必要はありません。給与型の契約であれば、雇用主であるライバー事務所が必要な税務処理をしてくれるからです。ライバー事務所に所属しているが給与型の契約でない場合や、ライバー事務所に所属せず個人で活動するライバーは、専業ライバーか副業ライバーかで確定申告の基準が変わります。

ライバーとしての所得を把握しよう

確定申告では「所得」の考え方が大切です。所得は収入から経費を引いたものであり、ライバーであれば投げ銭やグッズ販売などが収入で、撮影に使った物品や機材にかかった費用などが、必要経費になります。確定申告のために、ライバーとしての所得を常に把握しておきましょう。経費の考え方についてはあとで詳しく解説します。

専業ライバーの場合

メインの収入源がライバー活動となっている専業ライバーであれば、ライバー活動としての収益を事業所得として扱います。そのため年間48万円以上の所得があれば誰でも、確定申告の手続きが必要です。毎月のライバーの収益が、必要経費を引いても4万円を超えるようになれば、確定申告の準備をしておいたほうがよいでしょう。

副業ライバー(ほかに主な収入源がある)の場合

会社員やアルバイトとして主な収入を得ていて、ライバー活動の収入は副業であるような場合は、ライバーとしての収入は「雑所得」に分類されます。そのため、ライバーとしての年間所得が20万円以下であれば、原則として確定申告の必要はありません。ただし、医療控除などを受けたい場合は、所得が20万円以下でも確定申告をすることになります。

ライバーが経費として計上できるもの

記帳するときに、どのような経費なのかを種類分けすることを、仕訳(しわけ)といいます。経費を適切に仕訳することは、節税や経営分析にも役立つのでライバー業でも挑戦してみるとよいでしょう。ここではライバーが経費として計上できそうなものを、具体的な仕訳先とともに見ていきます。

基本的には配信に必要なものはすべて経費

経費とは、その事業進めるのに必要となった費用ですから、ライバーとしての活動の、準備や実行にかかった費用は、基本的にすべて経費として計上できます。撮影機材やPCなどは器具備品または消耗品費、メイクや衣装、小物や小道具など大半のものは消耗品費、撮影や打ち合わせで出かけたときはそれらの費用を、旅費交通費として仕訳できます。視聴者プレゼントやほかのライバーとの絡みは、宣伝広告費や接待交際費などとして仕訳することになるでしょう。

電気代や家賃も按分(あんぶん)できる

スタジオを借りて配信している場合は地代家賃、または手数料として処理します。主に自宅から配信している場合は、家賃や光熱費を按分という考え方によって分割し、一定額を経費として処理することもできます。不正な経費処理はもちろん許されませんが、ルールに基づいた正しい経費処理は、節税と健全経営の基本となります。

ライバーの確定申告の流れ

ライバーの確定申告の流れを解説します。とはいえ、確定申告の流れはライバーもほかの職業もほぼ同じで、1年間(1月~12月)の所得に関する記録を残し、毎年2月~3月に必要書類を揃えて、税務署に提出するという流れになります。

こまめに記録が基本

会計用語では記帳と言いますが、確定申告の基本は収入と支出をしっかりと記録しておくことです。ライバーの場合、収益金はアプリの運営会社から銀行などに振り込まれることも多いので、収入についてはデジタルな記録が残ります。支出については領収書やレシートを保管し、ファイルなどに分類しておくクセをつけましょう。

会計ソフトなどを使えば素人でも記帳可能

近年は優秀な会計ソフトが多数あるうえ、無料アプリや国税庁のサイト内でも簡易な記帳ができます。ライバーの収入や支出の仕組みはそれほど複雑なものではないため、簿記資格や会計の知識がない人でもパソコンが使えれば、確定申告に必要な書類を正しく作成できるでしょう。

面倒なら税理士に依頼が確実

確定申告に向けた記帳作業は、できれば毎日、少なくとも月ごとにやっておく必要があります。そうした作業に自信がない、または面倒だという場合は、プロに助けてもらうのもありでしょう。税理士に依頼してもそれほど高い費用はかかりませんし、ある程度のライバー収入があるようなら、早めに税理士に相談しておけば、節税などの適切なアドバイスももらえます。

ライバーが確定申告を行う際に注意するべきポイント

最後にライバーが実際に確定申告をするときに、注意したいポイントを2つ紹介しておきます。

領収書をしっかり残す

確定申告のポイントは領収書などをしっかり残すことです。記帳を税理士や事務員に依頼する場合でも、領収書やレシートなしで経費を記録するのは難しくなります。逆にいえば、領収書やレシートさえ整理して残してあれば、過去に遡って正しい確定申告をすることも可能ですから、ライバーにとって、常に領収書やレシートを保管する習慣が大切です。

白色申告でもよいが、できれば青色申告を活用

確定申告には手続きが簡易で済む白色申告と、手続きは多少大変になるがメリットが多い青色申告の2種類があります。ライバー活動の収入額がそれほど多くないうちは、白色申告でもあまり問題はありませんが、本格的に専業ライバーとして事業を拡大させたい場合は青色申告を心がけたほうがよいでしょう。青色申告では65万円の特別控除があるほか、機材を購入したときの経費処理がしやすいなどのメリットがあるので、ライバー活動が大きくなるほどその恩恵を受けられます。

まとめ

ライバーの確定申告について、具体的なやり方や注意点をまとめました。ライバーという職業自体、まだ世の中に認められ始めたばかりですが、youtuberと同じく、10年もしないうちに一般的になっているかもしれません。もしライバーとして長く活躍したいなら、ライブ配信で得た収入やかかった経費について正しく管理し、適切な税務処理をしていくことは、必須のスキルになるといえるでしょう。

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